- Q.
- もともと機械の方が専門ですね。
- A.
- 「業務用のジャッキの治具を描いたりしてたんですけど、半年くらいしか居なかった。短期間でした。友人が制御をやっていて、面白そうだなあと。それで、半田と刈谷のハローワークで制御の仕事を探しました。豊和電機は家からも近かったので通えそうだなと思って決めました」」
- Q.
- 入ってみてどうですか
- A.
- 「やらなきゃいけないことがたくさんあってちょっとびっくりしました。設計製作だけじゃなく、お客さんとのやりとりもあるので」
- Q.
- 制御設計はどうやって勉強したのですか。
- A.
- 「古いデータとかをみてやってみました」
- Q.
- 教えてくれる人がいなくて困らなかったですか。
- A.
- 「うーん。前の職場では、過去のデータを見ることができなかったから何をやったらいいか分からなかったんだけど、豊和電機には昔からのデータがあるから。もちろん手ほどきはしてもらいましたけど。だから、方向性をまず教えてもらって、あとはデータを参考にして内容を理解して、それで仕事をしてきました。自分でいろいろ調べてみたという感じかな」
- Q.
- これからの目標や課題はなんですか。
- A.
- 「ベテランの人といっしょに仕事をすると、すごく勉強になる。でも不安にもなる。例えば設備に不具合が発生して、原因も分からないとき。僕は手も足も出ないことがあるけど、先輩は、取扱説明書に載っていないようなトラブルでも『これじゃないか』と問題点を洗い出せる。知識と経験の蓄積なのかな。すごいなあ、と。先輩が退職すると、こういうノウハウも一緒に無くなってしまう。それが心配。だから、経験を積んで、こういう無形の技能も身に付けないと」

池田 大介(いけだ だいすけ)
1980年生まれ、愛知県出身。2004年入社。機械工学科卒だが、制御設計志望で転職。愛称は“いけちゃん”。